YUMI KATSURAの10の功績

~挑戦を続けること47年~
それはすべて「花嫁を一番美しく輝かせるためにー」から始まった。

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ブライダルファッション素材の開発と新技術の開拓

素材の飽くなき探究心と新技術への並々ならぬ執念―1964年、まずは幅広のドレス地の着手から始まり、難しいと言われたサテンタフタ(タフタの張りを持つサテン地)の制作など数々のシルク地やレース地を日本のブライダルファッションの代表的素材として開発。また、新技術の開拓にも力を注ぎ、レースの繰り抜き技法を筆頭にテグステクニックで軽やかなヘムラインを表現するなど様々なファッションテクニックを生み出す。さらに、刺繍糸が暗閣で蛍光色に光る『蓄光素材』を使用した世界初のマリエをローマコレクションで発表し、センセイションを巻き起こした。近年では、2010年のパリコレクションで、魚の鱗を特殊加工したマリンリーフ数十万枚も使ったドレスを発表し話題となった。

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常にセンセーショナルなデザインを発表

1981年のニューヨーク・コレクションで発表された『ユミライン』と呼ばれるシルエットのドレスは、30年経った現在も、パーフェクトスタイルを完成させるドレスとして世界中の花嫁を魅了しているユミカツラの代表作。シルエットはきものの“おひきづり”からインスパイヤされて誕生。その後も花嫁を美しく見せる話題になるデザインを発表、今年は、ミキモトパール1万個をつけた、ギュピールレースの『YUMI MARIEE "Princess of Mikimoto Pearls"』を製作。

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ブライダルファッションのレディメード化

1970年代の日本のウエディングドレスは貸衣装が主。欧米のように「自分だけのドレス」を着てほしいという思いを強く抱いた桂由美は、貸衣装と変わらぬ金額で質の良いドレス『OLの1ケ月のサラリーで買えるウェディングドレス』を発表。以後ウエディングドレスを望む花嫁は急速に増え、シンプルでスタイリッシュなデザインは常に業界をリードしている。

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ブライダルアクセサリー、インナーなどの開発

保守的でワンパターンだったウエディングドレスを飾るアクセサリーやグローブ、シューズ、インナーなどのファッション化・グレードアップ化に取り組み、多様化するブライダルシーンのニーズに合わせてその都度開発してきたのはユミカツラの大きな功績といえる。

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メンズフォーマルウェアのファッション化

花婿といえば結婚式では花嫁の引き立て役、長い間そう思われてきたが、それに異議を唱えたのが桂由美だった。1983年、花婿のワンパターンファッションに対し、ニューテールコートやスペンサースーツ、セレモニーコートを続々と発表。よりスタイルが良く見えるようデザインやカッテイング、シルエットにも様々な工夫を凝らし、メンズフォーマ ルウェアのファッション的価値の引き上げに貢献し続けている。花嫁、花婿の衣裳を1人のデザイナーがトータルにデザインしている世界でも稀なブランドと位置づけられている。

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和装婚礼衣装の伝承と革新

和装とは対極にあるウェディングドレスのデザイナーからスタートした桂由美だが、そのデザインポリシーの根底にあるのは『日本人であることに誇りを持ち、日本の文化や伝統に敬意を込めて向き合う』というもの。それ故に桂由美は婚礼における『和洋の両立』を一貫して提唱し続けている。そのために花嫁が、婚礼において着物を敬遠する内なる理由にも目を向け、例えば重いきもの、日本髪などの和装のデメリットを排除。重いきものに関しては、オーガンジーなどのドレス素材を取り入れ通常5kgあったものを300gまで軽くした。花嫁の利便性を考えて表現した着物は、和装業界に旋風を起こしたばかりではなく、日本の女性たちにもう一度和装の魅力に振り向かせるきっかけとなり、近年きもの着用者が増加している。

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日本の伝統美を新テイストでアレンジし世界に発信

2001年7月。イタリア最大のファッションイベント『Donna Sotto Le Stelle』が首都ローマで開催された。 名だたる世界中のデザイナーたちと肩を並べたユミカツラは、満を持して友禅染、鹿の子絞り、箔押しなど日本古来の伝統美を生かした作品を発表。伝統技術を駆使した作品は『今回のローマオートクチュールで随一』とイタリアジャーナリズムは絶賛。’03年からは発表の場をパリコレへと移行し、これまで誰も考えつかなかった和紙での創作に着手。越前和紙の協力のもと紙を紡ぐところから創作される和紙は『和紙を越えた和紙』と称され、『WASI-MODE』の名を新たなファッション用語として定着させた。さらに切り絵や墨絵をもモチーフとした作品を発表。世界に発信する日本の伝統美は世界中の花嫁をも魅了している。

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アジアブライダル業界を牽引

1995年からはアジア各国の伝統の婚礼文化や婚礼衣装を大切に育み、後世に伝えようと、桂由美の呼びかけで始まったのが『アジアブライダルサミット』。それぞれの国特有の伝統の儀式·衣装が美しい姿で残されていることに着目し、毎回6~8力国のブライダル関係者や学識経験者を集め、各国の伝統模擬結婚式の紹介を通じて有意義な国際交流を繰り広げている。第1回目の東京から始まり、ジャカルタ、ソウル、中国3都市、ニューデリー、マニラ、クアラルンプール、ニューヨークなどで開催されている。

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ブライダル業界の人材育成

1969年、全日本ブライダル協会を設立(現在NPO法人)し、ブライダルコンサルタントの養成を開始。この資格を取った約5000人の人々は業界のリー ダーとして全国で活躍している。’90年からはウェディングプランナー、プロデューサーの養成を、 ’06年からは将来ブライダルのプロへの道を目指す美容、服飾、花などの専門学校生、大学生を対象にジュニアライセンス資格を実施。
桂由美」は単なるファッションブランドではなく、一方では全日本ブライダル協会という指導・教育機関を通して日本のブライダル業界が取り組むべきあらゆる課題に取り組み、解決、前進させて来ている。

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新しいウエディングスタイルの提唱

1999年に、「法律上の二人の結婚の成立」を第一義とする『シビルウェディング』を神前、キリスト教に次ぐ第三のウェディングとして提唱。現在全国にこの式の司式者500名が活動し「感動を呼ぶ現代の新しい結婚式」として定着して来ている。現在は、日本の婚姻数の約半分しか結婚式を実施していない事態の打開と、少子化対策や地域の活性化を図ることを目的に、「ふるさとウエディング」の推奨にも力を注いでいる。

Bridal History